辺名地のしぬぐ
しぬぐをパソコンで調べると、ほとんど情報がなく、かろうじて、安田(あだ)のしぬぐが出てきます。
安田(あだ)のしぬぐ
【あだのしぬぐ】 国頭村安田(あだ)で旧暦7月の初め、亥の日に行われる。厄払いに重きをおいた豊年予祝儀礼。400年近い歴史のあり、ウンジャミ(海神)祭とならぶ重要な祭祀。国の『重要無形民俗文化財(1978年)』。シヌグは兄弟ないし男の祭という意味があり、男達が中心。山の神に農作物の豊作、集落、家族の繁栄をまず祈り、次の海に向かって同様の祈りをささげる。男達は草木を身にまとい、神に扮して村を浄めるために山を下りてくる。
しぬぐは、しのぐ(凌ぐ)からきているらしい。この1年をしのいでこれたことを神に感謝する行事。
辺名地のしぬぐ
辺名地は、本部の丘の上の地区だけど、かつては、丘の下の海岸まで辺名地の部落だったそうです。
辺名地のしぬぐの初日には、魚が奉納され、海の神に感謝する行事がおこなわれます。
安田と同じように、辺名地のしぬぐも古い歴史があります。
安田のしぬぐと違うのは、辺名地のしぬぐは、ずーと女性だけの祭りとしておこなわれてきたこと。
「じゃあ、なんでお前が参加できたんだよ」
それはね、男でも女でもない、子供の役になりきったから参加できたんですよ。
「来年も人が集まるかねー」とおばあのひとこと。
さいごはカチャーシー
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