蛍の宿
このまえ、結婚式を沖縄で挙げた新郎新婦と新郎のご両親が、沖縄の最後の夜を、「花ぬ元 辺名地の宿」ですごしてくれました。
外の月見台で夕食も終わりかけたころ、前日蛍がいたことを思い出し話すと、「生まれてくる赤ちゃんに蛍と、つけようかな~と思っている」「今日見れたら決まりだね」と、いうではありませんか。
畑に行くと、いました。3匹か4匹かな?
それだけでも感動してくれたのですが、奥の森のほうにいた1匹が飛んできて、新郎のほほにとまったのです。想定外のことで、大騒ぎしても、1分近く、ほほで光っていました。
そのあと、裏の畑に行き、電気を消して、たくさんの蛍の幼虫の小さな光を見てもらいました。
今年は蛍を見るのが多いような気がします。民宿を開業したので蛍に意識がいっているだけかも?
ここに引っ越して3年間、庭のコンクリートをはがして雨水が地面にしみこむようにしたり、森に積もり積もったごみを拾ったり、農薬を使わなかったりで、森や庭の生命力が増して、蛍が増えたのならうれしいけどね。コンクリートはがしも、ごみ拾いもまだまだ途上。
蛍は、暖かければ11月くらいまで見れるらしい。
ただ、必ず見れるわけではないんです。蛍が暮らせる心地よい雰囲気をたのしんでもらえたら。
今回の「蛍のほほキス事件」は、2人の結婚と、生まれてくる赤ちゃんへのプレゼントだったに違いない。
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