2009年07月06日

大浦川観察会

晴れた日曜の午後、大浦湾にそそぐ大浦川の観察会に行ってきました。
講師は海と川の生態系にくわしく、藻類の専門家の新井さん。

大浦川観察会

まず、河口のマングローブの森からあるきはじめます。
マングローブの気根にびっしり藻がついています。汽水にすむ藻類。
マングローブの植林も場合によると、生物の多様性をそこなうことも、あるというはなしも。

大浦川観察会

上流をめざします。
ヨシをかきわけて進みます。
このあたりは、両岸がコンクリートやブロックでおおわれていますが、ほかの川に比べれば状態はよく、沖縄にはいないとされている藻類もいるそうです。

大浦川観察会

部落を越え、この上には家がないところ。
下流、中流、上流とそれぞれ違う藻類が棲み分けているんだって。
藻類の名前が覚えられません。名前が出てきだすと楽しさと興味が倍増するんだよね。がんばろうー

以前はもっと畑があって山も段々畑だったのに、赤土が海に流れ出なかった。
沖縄の土地は透過がいいから、雨で赤土が出ても、海に行くまでに吸い込まれ伏流水となって、リーフに、冷たいミネラルの多い湧き水としてでていた。だから、サンゴや海草が元気だった。
いまは、畑や道路に側溝をつくり、赤土の水をそのまま、最短距離で海に流す。
赤土でよごれたサンゴや海草は、光合成ができなくなったり、病気になったりでよわくなり、湧き水も少なくなって水温も上がり
死んでいく。
かつての琉球の農業政策は非常にすぐれていて、学ぶべきものが多い、とも。



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