美ら海クルーズ

  

この椅子、約４０年前の沖縄海洋博のとき、デザインのよさで話題になった椅子。なぜか、庭に放置されています。いたみもひどく、さびもそうとうきています。

民宿のお客さまの要望で、シャワー用の椅子がほしいとのこと。
この椅子でできないか？　さびの進行が心配だけど。
いたんでいる背もたれを切り、足のさびを落とします。さびはけっこう深く、全部は落とせません。それでも強度はだいじょうぶそう。足には、さび止め剤入りの油性ペイントを塗り、座席には水性の浴室ようペイントを塗りました。



浴室用の低い椅子を買えば、時間も経費も少なくて済んだんだけど、使えそうなものを捨てられなくて、それと、シャワー用だと高いほうが腰に負担がかからなさそう。
  

手前２本は、ハーリーを漕ぐもの。
貰ったものですが、いたみかけていて修理して、ニスを塗りました。

一番奥は、エーク（櫂）ではなく、舵のような役割。３年前沖縄に来たホクレア号についていたものの小型版。ポリネシアやミクロネシアのカタマランやアウトリガーカヌーの進行方向をこれで決めます。
これも、いたみかけていてニスをぬりました。  

沖縄も冬型の天気になり、ハブも動きがにぶくなるだろうと予想。（この森にはアカマターという蛇が住んでいて、この蛇が住んでいる所にはハブがいないといわれていますが、全面的に信用するわけにはいきません）
アツい夏のあいだやめていた森の掃除をはじめました。
シロアリ対策の改造で、空気の流れを良くするため、ブロックをぶちぬくと、前が森です。





捨てられた塩ビパイプがみえます。この下には、ビンやごみの入ったビニール袋がうまっています。
ブロックをぶちぬくとゴミを出しやすくなるので、改造とゴミ拾い同時に、というか、作業にあきたらゴミ拾いをします。
改造作業が終わったころにはきれいな森が楽しめます。  

シーサー作りをして遊んでいた日、
民宿の気の流れがいいというので、遊びに来ていた別の友人家族。
話が地元のおいしい食べ物の話になり、30mより深いところにいるこの時期の大きなグルクン、鮨にするとおいしいと。船を出して釣りに行き、夕方から鮨パーティーをすることに。
ふつう、魚は18時間くらいたったほうがおいしいんだけど、このグルクンはできるだけ鮮度がいいほうがおいしいらしい。夕方5時に準備できました。



これを、握ったすし飯に乗せて食べます。
こりこりしてはいるんだけど、とろけるようにあまい。
初めての味。
グルクンの頭とあらの味噌汁、内地の友人も私たちも大満足でした。
船をだしてもいつも釣れるとはかぎらないし、ほんとにラッキーでした。  

洗面台に使った古材。
木組みの穴があります。
その穴にシーサーを置きたくて。



漆喰で形をつくり、墨汁の黒、赤瓦をこすり泡盛で溶いた赤で絵付け。
絵付けは、ちょうど内地から遊びにきていた友人の友人にしてもらいました。



こうして遊んでいるとけっこう楽しく、みんなで１個ずつシーサーをつくりました。  

１１月になろうというのに、台風１４号が沖縄に接近しています。
台風７号では油断してひどい目にあったので、今回は早めに避難させました。朝から昼２時まで、夏用のウエットスーツで作業したんだけど、表面の水温がけっこうさむい。28,29日は台風につきあいます。

きのうローゼルの初収穫。



これを、がくと種に分けます。がくは、ジャムや塩ずけにします。種はコーヒーのようにして飲めるそうですが今回は捨てます。



ためしの収穫なのと、台風が接近しているので少しだけ。今回はジャムにしました。  

１年前、民宿のとなりの沖縄民家の床をなおして畳を入れたのですが、たった１年でシロアリが発生。
畳も全部処分しました。



原因は、増築したときに、床下の空気の流れ道をふさいでしまったので、湿気がこもり、シロアリが発生したのだと予想していました。
去年、家を借りた時、増築した部分はすでに、床が落ちており、物置としても使えない状態でした。



こんな状態でした。

増築した部分は、畳、床とも全部撤去しました。もうシロアリにやられて使い物になりませんでした。

確かに、空気の流れ道をふさいでいたのですが、原因はもっとあったのです。



奄美の大雨が問題になっていますが、こちらもたくさん雨が降りました。
なんと、増築部分の地面が冠水しています。１０㎝ほど。
雨のたびごとに、水がしみこんでいたのです。

こちらの改造は、もうすこしゆっくりしようと思っていたのですが、急がないと被害が増えてしまいます。
原因がわかったので対策も進められます。

  

土間にねずみが住んでいます。
鼻のながい小さな野ネズミです。
バナナやパパイヤをかじって困っています。
以前、接着材のネズミとりで捕まえたんですが、この方法だと殺さざるをえず、いやな思いをしました。
私、ネズミ年なんです。
そこで、ネズミ捕りを買い捕まえて、八重岳の頂上ででも逃がしてやろうと思っていました。
魚の頭を餌におびき寄せたんですが・・・・




ふたはしまっているんですが、ネズミがいません。
やられました。
上の穴から逃げられたとしか、かんがえられません。
上の穴をふさいで、再度挑戦です。  

ジャアングルの畑に井戸があるのを発見。



パイプで三脚を作り、滑車を取り付けました。




この水は湧水ではなく、雨が降ったときに、横の穴から水が出てきます。水もにごっています。それでも、畑の水やりには使えます。深さはあまりありません。使うと減っていきます。だいじに使わなければ。



畑に島らっきょうを植えました。  

ローゼルの花が咲きました。



去年食べたローゼルのジャムがおいしかったので、今年は自分で作ろうと、春に種をまきました。種をまいただけでなにもしなかったのに、虫にもやられず成長しました。
ローゼルはハイビスカスの仲間、花は１日でしぼみます。



つぎつぎに花が咲き、しぼんだあと、実とがくが成長します。
赤くなったがくの部分を、お茶やジャムにします。
梅干しの代用品といわれるくらい、クエン酸のすっぱさがあります。


  

庭に水辺がほしくて、でも、池を掘るわけにもいかず、いや掘るか・・・いやいや。
とりあえず、かめを買いました。



部屋に寝転がって天井をみていると、まあるい水辺が天井で揺れています。甕の水辺が反射して映っているんです。
ほていあおいと金魚をいれました。



さっそく咲いてくれました。
ほていあおいはめずらしい水草ではないんだけど、花をまじかに観るのははじめて。
  

内地からの修学旅行の体験学習がありました。
関西の高校の２年生のグループです。
食事作りと、食べる時間をいれて４時間です。
無農薬野菜の農業体験をしてもらおうと思っていたけど、時間がなく、急遽、野菜バナナの収穫にきりかえました。
２０キロのバナナの房を男子生徒たちに鋸で切ってもらいました。黄色く熟していたバナナをみんなで味見。
そのあと、地元の貝でストラップ作り。１時間で全員完成。



昼ごはんは、タコライスとゆしどうふ。みんなでわいわいと取りかかります。レタスの千切り、四角豆ゆがき、ミンチ肉炒め、鰹節けずり、ねぎの小口切りなど、台所だけでは狭く、月見台や外のシンクも使います。みんな仲が良くてちょっと驚き。
できました。みんなで配膳して、いただきまーす。全部食べてくれました。よかった。
しばらくすると、みんな、ごろごろと寝始めます。えー！
うれしかったのは、「自分の家よりもくつろげる」と。そんな宿をめざしていたから。お世辞でもね。
時間です。寝ている子を起こして、集合場所へ。



ひさしぶりに関西のことばをききました。さようなら。
そうそう、「タコライス」が、沖縄独特の食材を使っているわけでもないのに、なぜ沖縄料理なのか説明するのを忘れました。
いろんな事情があって、沖縄の人たちは、世界中に移民として出て行きました。中南アメリカにもたくさん移住しました。そこでであったタコスを、ライスとチャンプルーしてできたのが、タコライス。沖縄のチャンプルー精神のたまものだから、沖縄料理なんです、たぶん。くわしくは、自分で調べてね。

  

台風被害のあとかたずけもほぼ終わりました。
台風で落ちたたくさんのパパイヤやジュゴンバナナ（野菜バナナ）、これをシリシリしたり、輪切りにして日干ししました。保存用です。



これは、取れすぎたモロヘイヤを日干ししているところ。日干しすると、量が５分の１くらいに減るのと甘みが増します。日干しモロヘイヤは、料理のとろみづけに使います。
この竹ざるを３つ使って日干し三昧、最近のマイブーム。
ときどき、かたぶい（スコール）がありますが、いい天気が続いています。
  

以前、玄関にトラバーチン（大理石の一種）を敷きましたが、数がたりません。
作っていた業者も閉業して困っていました。
そこで思いついたのが畑から出てくる石。
平らな石だけを選んで完成させました。





石を敷いていく作業、けっこうハードです。なだらかに傾斜しているので、傾斜を均一にするのに苦労して、なかなかはかどりませんでした。４日かかりました。  

気持ちのいい日が続いています。
台風もなく、朝晩も涼しく、昼間だけ夏。こんな日は海です。



あの激しい台風も時間が短かったため、サンゴにはほとんど影響なし。





実は、水中カメラ用のカメラがだめになり、新しく手に入れたカメラを試してみたくて。


  

家から歩いて３分くらいのジャングルの中、畑を借りました。



長い間、放置されていたので畑とは思えません。真ん中にある小さな木、シークァーサーがかろうじて畑であったことを、示しています。のこと、草刈り機を使ってとりあえず、地面を出します。半日以上かかりました。



畑は、ジャングルの谷の部分にあたり、少し傾斜しています。石もごろごろ出ています。全体を耕すのは、たいへんそうなので、作物を植えるところだけを耕す方法をとります。アフリカマイマイもたくさんいます。虫に強い作物、パパイヤ、バナナ、島らっきょうなんかを、とりあえず植えようと思います。



まだまだ暑いので、植えるのはもう少しあとにするつもり。まわりには大きな木も多いので、こんな木陰も。テーブルでも持ち込もうかな。  

写真が載せられるようになりました。


２日かけて倒し、分解しやすいように小さく切りました。
バナナは、世界一の草だそうですが、ジュゴンバナナ（野菜バナナ）は、その中でも一段と大きく育ちます。それがなくなったので、すっかり景色が変わってしまいました。
ただ、この裏庭、バナナを栽培するには、すこし狭すぎます。
最近、近くの畑（ほとんど原野）を借りました。秋には、バナナは、そちらに移そうと思います。



パパイヤもこのとうり。パパイヤの実もたくさん落ちたので、料理方法を考えなくては。
どこのぱぱいやも落ちたので、あげるとところがないんです。

今朝はすがすがしい朝。秋の朝です。  

台風７号で倒れたバナナを、２日がかりで切り倒し、早く分解するように小さく切り刻み終えました。
北側の窓からの景色がすっかり変ってしまいました。

昨日、台風９号が、７号のルートほんの少し南のルートを通って通過しました。９号は、あまり成長する間もなく、まとまりもないまま沖縄を通過しました。ここ本部町では、北東の風からはじまり、東にまわり、南東の風が少しふいただけ。

台風が来るごとに、朝晩の気温がさがり過ごしやすくなっています。
昼間はまだまだ暑いですが、それでも秋のけはい。
７号で倒れたヒスイかずらの棚、豆のつるで作った日よけの修理、かたずけ、まだまだ続きます。  

台風７号は、ゆっくりと近づくうちに、急に勢力を強め、やんばるを直撃しました。
「嵐の前の静けさ」といいますが、台風が直撃するときによくあると地元人にの注意されていたところ。
夕方４時に舟に行くと、北北西の風で舟が激しくゆれています。補強のロープを岸壁に取り、ロープの端を持って、海に飛び込み、ヨットによじ登り、そのまま留まることに。風が北西に変わると港の入口から大波がつぎつぎにきます。ロープが切れなければだいじょうぶと確信し、全部のロープに均等にテンションがかかるように、ゆるんだロープをしめていくのが精いっぱい。近くの岸壁も、見えなくなるほどの雨としぶき。その間３時間。風が西になって弱まり、台風の眼に入ったとわかり、２０分後に南西の猛烈な吹き返しがはじまりました。でも、南にはしっかりした岸壁があり、舟は安定しています。しばらく様子をみて、家に帰ることに。

家に帰るとどこか変。
空が明るい？
バ・・バナナがない！
朝になって、調べて見ると、バナナがほとんど倒れています。パパイヤも折れたり傾いたり。パパイヤの実は９０％おちました。グァバの実も落ちています。ローゼル、モロヘイヤ、レモングラス、ハイビスカスなど葉の大きなものは、根っこから傾いています。となりの森も木が倒れ、葉が落ち明るくなっています。

近所を探検にいっても、バナナや木がいたるところで倒れています。農作物は大きな被害をうけています。
伊江島では、７本ほどの電柱がたおれ、屋我地の内海では、フェリーなど大きな舟が風で流され座礁しています。

今回、沖縄中南部は被害があまりなかったので、あまり報道されていませんが、コンパクトだけど、台風の眼のはっきりした７号のような台風は、狭い地域に大きな被害をもたらすんですね。

台風直前、危険を察知して、バジルを刈り込みました。おかげでバジルは無事。バジルソース（ジェノバソース）を作りました。パスタやフランスパンにかけるとサイコー

パソコンの調子が悪く、しばらくは写真が載せられないかも。

  

台風７号が近づいています。直撃の予報です。
衛星画像をみると、台風６，７，８号がずらりと並んでいます。
昨日は夜８時まで係留ロープを追加、朝の直撃にそなえました。

朝５時に起きてみると、雲はあるものの月も星も出ています。風もなく、庭では蛍が飛んでいます。
ちょっと肩すかしですが、台風情報ではさらにつよくなっています。
昼前には暴風圏に入りそう。忙しくなります。